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【オランダの風力発電】世界初、100%風力エネルギーで列車運行

オランダの風力発電

日本国内で、風力発電を使った事業などに関するニュースを聞く機会が増えていますが、世界に目を広げてみると、風力エネルギーがビジネスで有効活用されていて、既に日本の数歩先を行っていることが分かるでしょう。

今回は、風力発電を積極的に利用した最新のビジネスモデルについてご紹介します。中世の時代から風車を利用し続けてきたヨーロッパならではの発想ともいえますが、季節風が吹く日本でも、参考にできるポイントは多くあるはずです。

オランダと風力発電の歴史

オランダといえば、風車やチューリップをイメージする方も多いでしょう。しかし、古くから風車を使った風力発電に取り組んできたわけではありません。風力発電が本格的に進んだのは、2002年に再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が導入されてからです。

オランダは天然ガスなどのエネルギー資源にも比較的恵まれていたため、かつては風力などの再生可能エネルギーに対する意識はそれほど高くありませんでした。しかし2000年代を迎え、地球温暖化や北海油田の産出量減などの問題を背景に、思い切ったエネルギー政策の転換に打って出たのです。

オランダは海抜0メートル以下の「ゼロメートル地帯」が多く、温暖化に伴う海面上昇の影響を受ける可能性があります。また、油田の産出量が減少すれば、膨大な費用をかけて他国からエネルギーを輸入しなければなりません。

そこで国土の狭いオランダが目を付けたのが、洋上風力発電でした。海上に多くのプロペラ型風車が並ぶ風景をご覧になったことのある方も多いでしょう。中世から親しまれてきた昔ながらのオランダ風車とはだいぶ異なりますが、これからは「オランダ=風車=風力発電先進国」というイメージが定着するかもしれません。

オランダ鉄道が実現した「100%風力エネルギー」

100%風力エネルギー

オランダ鉄道では2017年1月1日より、国内全土の電気鉄道の運行に必要なすべてのエネルギーを風力発電で賄っています。もちろん、完全風力エネルギーによる列車運行は世界初であり、実現に際しては国際的に大きな話題を呼びました。特筆すべき点は、計画当初の開始時期であった2018年から1年前倒しで実現できたという点です。

早期実現の背景には、オランダ鉄道が風力エネルギー化にあたり提携しているエネルギー事業会社Enecoによる、オランダの洋上やベルギー・フィンランドなどの風力発電施設の増加があります。計画によると、オランダ鉄道に供給される電力の50%は自国で発電、残り50%はベルギーや北欧諸国などから調達するとされています。

完全風力エネルギー化で、電車の運行に伴う二酸化炭素の排出量は1kmあたり30gから0gまで減少させることができましたが、オランダ鉄道は今後さらなるエネルギー効率の向上を目標に掲げています。具体的には、乗客1人を輸送するためにかかる電力を、2020年までに2005年比で35%削減しようというものです。

また、オランダで再生可能エネルギーの普及に取り組んでいるのは、オランダ鉄道だけではありません。自動車による輸送体制の見直しもそのひとつで、首都アムステルダム市では2040年までに市民の私有車すべてを電気自動車化すると決定しました。

おわりに

今回は、オランダ鉄道の100%風力エネルギー化のニュースについてご紹介しました。オランダを含むヨーロッパは地形に恵まれ、風向きもそれほど変わらないなど、風力発電に向いているという事情もあります。海に囲まれた日本もオランダ同様国土が狭く、古くから風とともに暮らしてきた国です。

今後は日本でもオランダの事例を参考にしつつ、日本特有の気候特性や地形的特徴などを考慮した、風力エネルギーのさらなる活用が期待されます。

スタッフ

この記事を書いてる人

株式会社サンライフ興業 浅井
主に風力発電・太陽光発電の営業と広報を担当しております。
Facebookでも風力発電の様子を公開しております。是非ご覧ください。

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